ぽんぽこ

mixer

2011年06月09日 19:27

今朝、道路に狸が車にはねられ死んでしまっていた。多分小狸。

ここ数年で自宅のある地元地区がすっかり姿を変えてしまった。
山や田畑、茶畑、原っぱが宅地に姿を変えている。
近くの山には太い道路が走り、便利になったけど
山は逆モヒカンのような寂しい姿になった。
実家の裏山は切り崩され宅地に、目の前の茶畑は宅地やアパートに。
神社のある鎮守の森は参道をのこし切り崩されてしまい裸に。
小さい頃遊んだ裏山も茶畑も無くなってしまった。

ひかれた小狸を見て、ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した。
ジブリの中でも好きな作品です。
多摩丘陵が舞台の映画ですが、ミニチュア版のような感じかなぁと。

宅地が増えるのも理解できるし、便利になるのは助かる。
だけどやっぱりなんだか寂しい。
茶畑の緑も、細くてちょっと不便だけど昔からあった道も、田んぼに吹く風も
やっぱり無いのはなんだか寂しい。
まだまだまだ田舎な風景は周辺にいっぱいだけど、街づくりの仕方に
疑問が残る。「ザ、住宅地」ってなカンジの効率重視の整地になっていて
それが悔しい。もう少し自然の風景をうまく残せよと。
あの立派な鎮守の森。何十年もそこにあった木々達。
もう少しうまく街をつくって欲しかった。
今問題になている液状化や地滑りなんかの問題も地震があったら出てきそうだ。

郊外の、せっかく周りが自然でいっぱいなんだからそれを考慮した
街づくりを出来なかったのだろうか?コストはかかるだろうが・・・
削り、埋めて、緑はすっかり無くなって、元田んぼの上や崖に盛った上に
住宅が建つ。地元の人間だからこそ見えてしまっていて疑問が残る。

のどかな田舎の集落が今後どう変わっていくのか?
良い方向で街が発展して欲しいものです。




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mixerでした

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